|
|
第18号 2009年10月27日 平野武文税理士事務所 発行 http://www.office-hirano.com/ |
今月の目次 ・はじめに ・よみとく ・・・土地取得促進税制について ・七色めがね ・・・腐女子(ふじょし) ・テリマカシ ・・・農業ブーム ・あとがき |
はじめに 天高く馬肥ゆる秋 スポーツも今が盛りでしょうね。 ゴルフの石川選手も大活躍で、当分遼くんブームも続きそうです。 18歳の若者に負けないように、頑張りたいものです。 |
|
|||||
長期所有土地等の1,000万円の特別控除 2009(平成21)年から2010(平成22)年の間に土地等を取得し、所有期間5年を超えて後に、その土地等を譲渡した場合には、譲渡益から1,000万円を控除するという制度です。 今年、来年において土地等の購買意欲を高め、不動産取引を活性化するための税制です。 個人及び法人に適用されます。ただし棚卸資産である土地等は、対象になりません。 先行取得土地等の特例 2009(平成21)年から2010(平成22)年の間に土地等を取得して、取得日を含む年度の終了日後10年以内に所有する他の土地等を譲渡した場合、譲渡益の80%(平成22年取得は60%)相当を圧縮記帳という方法により課税を繰延べるという制度です。 1,000万円の特別控除は、取得した土地等を譲渡した場合の特例ですが、この制度は、取得した土地等以外の土地等を譲渡した場合の特例です。なお、個人の場合は、個人事業者に限定されています。 なおこの特例を受けるためには、先行取得土地等の取得の日を含む事業年度の確定申告書の提出期限までに、所定の届出書を提出する必要があり、届出書の提出がない場合は適用できませんので、本特例を受けるかどうかに関わらず、先行取得土地を取得した場合には、届出書を提出しておいた方が得策といえます。 |
ご質問、お問合せはコチラから |
腐女子(ふじょし) 「草食系男子」という言葉が、メディアのみならずわれわれの日常会話の中でも頻繁に使われているようで、定着しつつあるように思われます。 現代の若い男性の特質を表現する言葉ですが、「恋愛やセックスに縁がないわけではないのに積極的でない男性」あるいは「心が優しく、男らしさに縛られておらず、恋愛にガツガツせず傷ついたり傷つけたりすることが苦手な男性」と定義されているようです。外見ばかりを気にし、軟弱で男性の女性化と言われるものでしょう。また、会社の上司はもちろん同僚とすら酒を飲まない若者や、酒そのものを飲まない若者たちが増えてきているのも、この「草食系」化に含まれるのかもしれません。 まあ、一時代前の質実剛健、蛮カラをよしとした時代にロングヘアーにパンタロン姿、というのもそういった範疇に入るのでしょうから、今の時代に特有の現象とはいえないかもしれませんが、「草食系」という言葉が、ヤギや羊といったおとなしく穏健な動物のイメージであり、いかにも、と思わせるネーミングではあります。 さて、一方では、女性がなりふりかまわず好きなことに熱中し追及する、女性の「オタク化」現象が増えてきているようです。かってはマニアと呼ばれる男性専科の形態であった「オタク」の世界にどんどん参入しているのです。 腐女子(アニメオタク)、バンギャル(バンドオタク)、や鉄子(鉄道オタク)、歴女(歴史オタク)、工場萌え(工場のシルエットを嗜好すること)などがその例です。 鉄子、歴女などは、想像に難くないのですが、腐女子とはいったいなんでしょう。腐れ女?・・・・言葉から受ける印象は決してよいものではありません。アニメや少年漫画に登場する主人公や友人などに対して、もしも彼ら、男子同士が恋愛をしていたらという妄想を抱き、それを楽しむことの理由を「腐っているから」と自嘲的に称したことからきているようです。それが高じて、美形の少年の同性愛や性行為を描写した本や絵などが飛ぶように売れているというのです。 東京ビッグサイトで夏と冬の2回開かれるマーケットでは、三日間で50万人、多いときで70万人が集まって好みの漫画などを買うのだそうです。ちなみにその即売会を「コミケ」と呼び、遠方からバスや列車で何時間もかけてくるといいます。また、漫画のキャラクターに仮装した人たちも多数集まり、まさに「オタク」の祭典なのです。 S・H
|
||
農業ブーム きつくて儲からないといわれる農業が注目され、ブームになっています。都会のサラリーマンが、定年退職後の第二の人生を農業しながら田舎で、というのはこれまでにもありました。しかし、昨今の農業ブームはそれとは少しばかり違うようです。若者が、しかも都会のギャルが農業を格好いいものとして捉え始めているのです。こんなことはこれまでにはなかったことです。 テレビや雑誌等で「農業は儲かる」「おしゃれだ」と取り上げ、「美人百姓プロジェクト」や、「カリスマ主婦の一日田植え作業特集」なども組まれています。書店では特別に、農業コーナーが設けられています。エコやロハス的なライフスタイルを好む若者に支持されており、「農ギャル」と呼ばれる実際に農業をしている若い女の子たちも出てきています。渋谷を中心に活動している元ギャルの社長が、「イケてる農業」をコンセプトに稲作や野菜作りに取り組んだり、ギャルやギャルママを中心に「農業体験ツアー」を企画したり「イケてる農作業着」のプロデュースなども行なわれているようです。こうしたメディアやギャルたちの動きが農業ブームの火付け役になっていると思われます。 このような動きの背景にどのような事情があるのでしょう。 ところで、日本の農業就業人口は毎年十数万人ずつ減り続けており、平成20年の農業就労者数は約300万人であり、うち50パーセント近い140万人が70歳以上の高齢者です。39歳以下は増えてはいるといっても35万人に過ぎません。(農林水産統計より) ・土や草木と触れることで気持ちが穏やかになる ・日本人の生活を根本から支えているという誇り ・定年がない ・新鮮で安全な食生活 ・原則として、自由裁量がある などでしょう。 しかし、 ・天候の影響で収入が不安定 ・肉体労働 ・機械化で多額の投資が必要 ・農業地域での人間関係 などの諸問題があります。 特に、農業では生活できない土地に移住してしまう危険があります。つまり、農業できる地域の人が受け入れてくれるかどうかが一番の障壁ですが、受け入れられても、『受け入れてくれる地域』=『農業で生計を立てられる地域』ではない、という落とし穴があることに留意する必要があるようです。 一方で、稼ぐのが難しい土地には支援制度があることも検討材料ではありますが。 農業ブームといわれる実態は、一時的で少し軽薄な感じもします。農業の難しさを知るプロたちからは冷ややかな目線が投げられているようですし、安易にブームに乗るのは危険すぎるでしょう。しかし、農業が若い人たちに注目されることは、決して悪いことではないように思います。 A・Ⅰ
当事務所の屋上農園にできた『ハバネロ』です。これは辛い、いえ痛い。入社試験に用いたとも。 |
||
終わりに 最後までお読みいただきありがとうございます。 ご意見、ご感想、ご要望等ございましたら、どんなことでも構いませんのでお聞かせ下さい。 (こちらからどうぞ⇒ melmaga@office-hirano.com)
また、当所のホームページにはメールマガジンのバックナンバーを全て掲載している他、経営支援サイトなどもございますので、是非ご覧下さい。
(こちらからどうぞ⇒ http://www.office-hirano.com/)
朝夕は寒さを覚えるようになりました。皆様くれぐれもお風邪など召されませぬようお気をつけください。 |
⇒ひらの税理士事務所TOPページへ ⇒連携サイトへ ⇒バックナンバー一覧 ⇒ご意見・ご感想 ⇒登録情報変更 ⇒購読解除・退会 ⇒知人へ紹介する |